※ 本記事で紹介している製品は、ROOX様よりご提供いただきました。
みなさんは、VR睡眠をしたことがありますか?
VR睡眠とは、文字通りVR空間で眠ることで、特にお気に入りのワールドでフレンドと一緒に寝ることで、まるで実際に隣で寝ているような幸せなひとときを楽しめる素晴らしい行為です!
ただ、VR睡眠はよく「HPを削ってMPを回復する行為」とも言われます。例えば、一般的に使われるQuest 3はヘッドセットだけで500g前後、ヘッドストラップも合わせると約800gと顔にのしかかるにはかなりの重量です。そのため、慣れていない人が試すと寝づらく夜中に目覚めてしまうことも少なくありません。
また「HPが削られる」と言われる理由として、社外製のヘッドストラップの後頭部のごつごつしたパーツが邪魔になり、首が安定せず睡眠の質が低下してしまう点もあります。このせいで疲労が取れないどころか、体の抵抗力が低下して病気のリスクが高まるといった深刻な影響も…。
一方で、VR睡眠は「MPを回復する行為」とも言われ、一人暮らしの方や誰かとのつながりを感じたい人にとっては、フレンドと寝ることで心が癒されることが多いです。特にVRChatでは、美少女アバターのフレンドと添い寝ができるなど、現実では味わえない唯一無二のメリットもあります!
- フィット感がいい!
後頭部の出っ張りを受け止める凹みがあり、重量分散が可能。 - 快適素材で通気性がいい!
メッシュ素材と静音素材の詰め物でマイクへのノイズを減らしつつ、涼しさもキープ。 - 高さ調節が柔軟!
詰め物を抜き入れすることで、自分好みの高さに調整が可能。 - 高品質の日本製!
国内製造で丁寧に作られており、耐久性も高い。
- あくまでも仰向け推奨
中央の凹みが横向きに寝るのに適していない。 - 価格が高め
素材を妥協していないため、価格が高め。(定価:¥16,800) - 寝返り制限
枕の形状の関係で寝返りができない。(両サイドの詰め物を外すことで可能) - 枕が硬い
今後、柔らかい素材のバージョンも販売予定らしい?
製品の特徴
「ぶいすいーと」には、中央にヘッドセットのストラップを固定するための凹みがあります。
最近のヘッドストラップはバッテリーを内蔵したものが増えており、後頭部が膨らむタイプも多いですが、通常の枕ではバッテリーやダイヤル部分が邪魔になり、仰向けで寝るのも辛いことがありますよね。
しかし、「ぶいすいーと」では凹みにパーツがぴったり収まる構造のおかげで、圧力を上手に分散してホールド。後頭部への一点集中的な負担を軽減するように設計されています。
さらに、両サイドの詰め物は周囲の環境音を抑えるための消音材としても機能するため、入眠を助けながらVRの没入感を高めてくれる効果があります。
ただし、「ぶいすいーと」は仰向けでの使用に特化した枕とのことで、サイドの詰め物により横向きで寝ることが難しい構造になっています。(ヘッドセットのズレを防ぐため、あえて「横になれない」ように設計されているようです。)
「どうしても横向きじゃないと眠れないよー!」という方は、両サイドの詰め物は取り外すことで対応できます。ただその場合は消音効果も失われるため、その点には注意が必要です。
また、現状では枕の硬さ調整はできないため、好みに応じて中の詰め物を減らして調整する必要があります。私としては出荷時の状態では少し硬めに感じたので、もう少し柔らかさがあると良いなと思いました。
枕の詰め物は通気性が良く、静音性の高い「エラストマー」という特殊な素材が使用されています。
一般的な涼しい素材としては「そば殻」や「パイプ」もありますが、ヘッドセットとマイクの位置の関係上、ガサガサというノイズを拾ってしまう可能性があります。
その点、「ぶいすいーと」はマイクに近い側頭部には「ポリエステルわた」を採用することで無音に近い環境を確保しつつ、首や後頭部まわりにはエラストマーを使用することで、通気性と静音性を両立しています。
また、表面素材には肌触りの良いメッシュが採用されており、専用の枕カバー(別売)には夏用の冷感素材や、冬用の厚手ニットが用意されています。
実際にVR睡眠をしてみた
実際に「ぶいすいーと」を使ってみた感想ですが、やはり仰向けで寝ているときの固定感がよく、中央の凹みがヘッドセットの重さをうまく分散して支えてくれるのがはっきり分かります。
寝心地も予想以上に快適で、首後ろのエラストマー素材の程よい弾力のおかげで入眠効果も感じられました。実際、友人と遊ぶ前に10分だけ横になったつもりがそのまま寝てしまうほどでした。
寝具は好みが分かれるところですが、少なくとも私は快適に使えましたね。
また、医学的な根拠はありませんが、頭の後ろの詰め物を抜いていない状態だと首のS字が自然な形になるので、スマホ首やストレートネックの方にもいいかもしれません。
枕幅については少し狭めで、両サイドの詰め物が頭をギュッと包んでくれるため、消音効果も加わりスピーカーの音がより鮮明に聞こえる印象です。
あとは、推奨された使い方ではありませんが、サイドの詰め物の山にヘッドセットを少し乗せて重量を預けることで横向きに寝てもヘッドセットの重みを感じずにいい感じ寝ることができました。
この辺りは、自分なりに寝やすいように試行錯誤してみるといいかもしれませんね!
注意点としては、使用するヘッドセットやストラップの種類によって、枕の形状が合わない場合があることです。例えば私の場合だとQuest 3と「BOBOVR S3 Pro」を使っているのですが、頭部バッテリーの位置がやや上側にあるため、少しつっかえる感じがしました。(バッテリーを外して有線接続にすると解決しました。)
寝具もそうですが、VRの場合だと使っているデバイスやヘッドストラップも十人十色。「ぶいすいーと」はVR睡眠をしやすい設計の枕であることは確かですが、必ずしも全員にフィットするわけではありません。
使用感は寝相やヘッドセットの仕様にも大きく左右されるため、体験できる機会があるならば、できれば一度試してから検討するのがおすすめです。
ただ、それでも「ぶいすいーと」は、一般の枕と比べてVR睡眠に特化した工夫が詰まっており、企業努力によって細部までこだわりが感じられる逸品です。
最近VR睡眠を始めた方や、VR睡眠中にヘッドセットの収まりが悪く寝苦しいといった方は、ぜひ一度チェックしてみてはいかがでしょうか?
The post VR睡眠でHP回復!?『VR睡眠専用まくら ぶいすいーと』をVRChatで寝ながらレビューしてみた! first appeared on こはろぐ.
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